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TLP841Micro Optoは東芝のフォト・インタラプターTLP841搭載のミニ基板です。TLP841はコの字状のパッケージに赤外線LEDとフォトトランジスターが対面する形で収められていて、遮蔽物が間に入ると検知します。位置決めのピンがあって基板には一方向にしか挿せません。はんだ付け後はアルコールなどでフラックスの残滓を拭き取ってください。パッケージ全体の浸漬洗浄は不可です。

基板への配線は写真のように裏側から穴を通してからはんだ付けしてください。0.1インチ・ピッチのネジ端子をはんだ付けして、そこに被覆を剥いたワイヤーを接続する方法でもかまいません。RAMPSなど制御基板のエンド・ストップSW端子に3本のワイヤーをそれぞれ接続します。固定は2.5ミリのビス2本を基板の穴に通して締める方法のほか、写真のように3ミリのビス2本で挟んだり、簡易にタイラップで止める方法でも良いでしょう。

次にファームウェアの設定ですが、例としてZ軸のホーム・ポジション側に設置する場合をMarlinで説明します。最新版Marlin_v1のConfiguration.h中では編集するところが2ケ所あります。入力ポートのプルアップをキャンセルするためにコメント・アウト、また、光線が遮ぎられてSIG端子がLになった状態がアクティブになるように書き換えます。

– 略 –
#ifdef ENDSTOPPULLUPS
#define ENDSTOPPULLUP_XMAX
#define ENDSTOPPULLUP_YMAX
#define ENDSTOPPULLUP_ZMAX
#define ENDSTOPPULLUP_XMIN
#define ENDSTOPPULLUP_YMIN
//#define ENDSTOPPULLUP_ZMIN
#endif
- 略 -
const bool X_MIN_ENDSTOP_INVERTING = false; // set to true to invert the logic of the endstop.
const bool Y_MIN_ENDSTOP_INVERTING = false; // set to true to invert the logic of the endstop.
const bool Z_MIN_ENDSTOP_INVERTING = true; // set to true to invert the logic of the endstop.

– 略 –

ビルドしてテストしてみてください。ご質問はmixi RepRapコミュニティ「エレクトロニクス」のスレッドへどうぞ。

micro_opto_sch


Ver.1.2をRostock miniのエンド・ストップSWに使った時のホーミング動作の様子です。

新バージョンについて:

Ver.1.0と黒色レジストのVer.1.1はどちらも限定部数の試作品で、ごく一部の方の手にしか渡っていません。しかし、エンド・ストップSWとしての光インタラプターの非常に優れた繰り返し精度をデルタ機に生かすため、Rostock miniへの搭載を意識したVer.1.2を作ることにしました。表裏ともデバイスの配置が左右入れ替わり、端子の位置が少し下がっているほかは旧バージョンと変わりありません。なお、使用に先立ってTLP841を基板にはんだ付けする必要があります

TLP841の在庫が尽き次第に頒布を終了します。Micro Opto Ver.1.2 頒布単価¥500、3つセット価格¥1,500(税・送料別)。お問い合わせはこちらのフォームへ「Micro Opto頒布希望」と書いて送信してください。現在頒布しているものは黒色レジストのVer.1.2になります。

フォト・インタラプターTLP841とシャッター代わりに黒マジックを塗ったM3ビスの組み合わせでは、感知距離が微かに外部からの光線の影響を受けることが判明しています。使用に際して問題がある場合には黒紙で覆いを作ると、より安定に動作させることができるでしょう。

上の参考例では牛乳パックを切り抜いて黒マジックを塗り、折ったものをセロテープで止めて内側の角に木工ボンドを流しています。間口と奥行きが8ミリ、高さが6ミリ。装着はTLP841の動作の妨げにならないように注意してください。