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Rostock miniを作り始めて気付いた事柄をメモしています。

作者Brian Evansのブログ記事: Rostock mini design files
RepRap.org wiki: http://reprap.org/wiki/Rostock_mini
パーツ・ソース: http://www.thingiverse.com/thing:32850

まず、作ろうとするならプラスチック・パーツを片っ端から出力しようとせずに、構成をよく吟味した方が良いでしょう。


例えば、motor_end.stlのレンダリングを見てみると、NEMA 14サイズのモーターを試みた(そしてトルク不足で断念した)形跡が、X字状をした取り付け穴のスロットに残っています。私はモーター・フランジに防振ダンパーを挟むため、取り付けネジは2箇所しかありません。そこで少しでも剛性を稼ぐために、左図のオリジナルに対して右図のように改変をしました。

motor_endmotor_end_mod

過剰と思われる三角リブの内壁を肉抜きして、その先にあるM4のタップを切る穴が円筒状の部分の中央に位置するように円筒2つを少し移動しています。タップは試してみたところ、スパイラルタップが切りやすいという印象でした。また、ABSでプリントしているため、8mmシャフトが通る穴のデータもやや拡げてあります。

motor_end_dumpedcork_gaskets

制音効果を狙ってモーターのフランジにコルク・ガスケットを挟む場合には、4つの取り付け穴をΦ5に拡げてさらに座ぐりを施し、片側の耳を切り落としたゴム製のグロメットを挿した上でネジとワッシャーで止めれば半浮き構造にできます。

base_attached上の写真では小さな角が2本生えていますが、コの字形をしたカバー・プレートの位置決め用です。カバー・プレートを接着して合体すると左図のようになります。シャフトの先端で机に傷をつけたりしないためですが、上にもスペーサーを足してオリジナルでは1mmほどしかないモーター上下の空隙を増やしています。多少は冷却にプラスになると思います。

また、六角レンチ用にΦ2の穴を設けてプーリー固定用のネジを締められるようにしてあります。こうするとベルト・パスのセンターとシャフトのセンターを合致させることができます。

これに関連して、オリジナルではベルト・アイドラーに608ZZベアリングを2つ重ねて使っているのですが、フランジ付きのFL608ZZを1つと大小のワッシャーの組み合わせで足りるのではないかと考えています。


プーリーはオリジナル通りのGT2 36歯のものをLULZBOTで購入。似たものをあちこちでよく見かけますが、どれも同じではないかと思います。アルミ製が良いならAdafruitで購入できます。もっと小径のプーリーにしたい誘惑に駆られるかも知れませんが、昇降キャリッジの最大速度が遅くなってしまうのでお勧めできません。

10846-04これを取り付けるモーターにはSparkFun ROB-10846(WanTai 42BYGHM809)が良いのではないかと思います。1周400ステップのバイポーラ・タイプで、国内ではストロベリー・リナックス千石電商のほか、AMAZONからも購入できます。4.7kg-cm以上のトルクが指定されているので、ひ弱なモーターでは満足な動作を期待できません。

GT2の6mm幅ベルトはMonotaROなどで購入できますが、正しい幅と周長を選ぶようにしてください。工夫すればRichRap 3DRのように釣り糸で駆動する構成も可能でしょう。


LMベアリングの代わりにPTFEブッシュ(NTN R-MLE0810)を試用するため、ブッシュ・ホルダーをプリント。結果が思わしくなければ簡単にLMベアリングと交換できます。8mmのシャフトはSUJ2(高炭素クロム鋼)に硬質クロム・メッキを施したものか、ステンレス鋼のものを選びましょう。安直にSUJ2で済ますと後々錆びが出て後悔することになります。

RCモデル用のTraxxas 5347をジョイントに使う改造が一般的ですが、手持ちのタミヤのパーツを生かすべくデータを改変してプリントしています。Traxxas 5347は国内の通販サイトで購入できるし、ちょうど12個分が1セットになっているので良い選択肢だと思います。


Rostock miniについてのメモ・2へ続く

※データはいずれまとめて公開する予定です。