~編集中~

atomのβテスターを対象に組み立ての際に押さえておくべきポイントを少しずつ綴って行こうと思います。パーツの向きがあるものについては、githubのレポジトリにあるassem.STLに従ってください。では、まずパーツ・セットの中で一番大きなH型をしたYベースの周辺から・・・。

Yベース

Yベースは2本のYシャフトを平行にアライメントしやすいようにデザインされていて、PCBヒーテッド・ベッドを4点で留める158mm四方の板を下側で支えます。この正方形の板は通称フロッグ*と呼ばれ、材質はMDF、合板、アルミ板、複合板など手近な材料で作ります。githubのレポジトリにある原寸のデータを紙に印刷してマーキングすれば、簡単に作ることができます。アクリル板はヒーテッド・ベッドのような熱源を載せない場合に限る。

https://github.com/hironaokato/atom

β版のYベースではPCBヒーテッド・ベッドの止めネジがフットと擦れる場合があるため、3mm程度のスペーサーを作成してYベースとフロッグの間にかましてください。右側の写真で複合板によるフロッグの下側に、同じく複合板の端材によるスペーサーが挟み込まれているのが判ります。

ここまで組み上げたら、未だYベルトを張る前の状態の時にシャフトの上を滑らかに動くように調整します。上手く滑らかに動くようにするポイントは2つで、1つはブッシュの向き・Yベースのホルダー部分への収まり具合、残る1つはシャフト2本間の距離・平行度をいかに保つかです。

まず、ブッシュの向きですが、1本のシャフトが通る片側のペアが各々正しい向きでYベースのホルダー部分に収まっている必要があります。ブッシュを1つ押し込んでシャフトを通してみてください。他方のブッシュのホルダー部分の真ん中にシャフトが自然に来るようなら、申し分ありません。

しかし、出力時の状態・サポート材の残存の具合によっては微妙にブッシュの収まり具合が変わるので、ブッシュを抜いて細丸ヤスリの先でホルダー部分を僅かに削ってブッシュの向きの調整をします。シャフトとブッシュの間には適切な隙間が必要で、その微かな隙間の確保が作業の要です。最終的にはYベースを傾けた時にシャフトのそれぞれが勝手にスルスルと動き出すようにしておく必要があります。ホルダー部分の奥にある小さな突起は、ブッシュがさらに奥まで入り込まないようにするストッパーなので、削り落とさないように注意してください。

次に、Yシャフト2本の平行を出す方法ですが、短い方の長ネジ2ペアで、手前のフットと奥のフットそれぞれの左側を通る部分のナットをワッシャーを介して締結しておき、他方のフットを通るナットは緩くしておきます。こうしてYベースが滑らかにシャフトの隅から隅まで移動する状態にしておいて、次に右側フットのナットの片側を締めたり、他の側を緩めたりしながら最終的にスパナ2本でしっかりと締結します。

この調整のためのナットの締め具合・緩め具合は本当に微妙で、5°~10°くらいの回転でスムーズに移動しなくなったりしますが、時間をかけて根気良く調整しておいてください。モデル・構造は違いますが、調整の方法は次の動画で見せていることと似ています。

フロッグ* ~ MendelのY軸用サブ・プレートが蛙のような形をしていたことにちなんでいます。http://sketchup.google.com/3dwarehouse/details?mid=1005656bf2e9698cfff765482224179f

atom 組み立てのチップス・2に続く