RepRapでホットエンドのノズルと出力プレート間の距離を検知するZプローブと呼ばれるものは、大別して接触式と非接触式があります。前者にはRCサーボと組み合わせたマイクロSWやソレノイド、ピエゾ、感圧、加速度センサーを使ったものがあり、後者には静電型やインダクタンス(誘電)型、IR(赤外線)型などがあります。今回採り上げるのは非接触式のIR型で、オリジナルの作者はUKのdc42(David Crocker)です。彼の許諾を得てクローンを作ってみました。

この小型の近接センサーには8ビット・マイコン(ATtiny25)が載っていて、OSRAMのIR LED×2が発する赤外線ビームの反射光を、同じくOSRAMのIRフォト・ダイオードで比較・検知する仕掛けになっています。非接触式で出力プレートにガラス板を使う場合には、他の静電型やインダクタンス型ではガラス越しの検知ということになってしまうため、表面の反射によって検知する方法が有利です。

dc42のデザインの優れた点はZ軸の高さが僅かに異なる2つのLEDを差動させているところにあって、自然光や人工光の影響をほとんど無視できるということです。また、ファームウェアの起動時にメインの制御ボードの入力部がプルアップされているかどうかを判別し、出力を4レベルのアナログかデジタルか自動で選択するようになっています。先頃、販売中止になったE3D BigBoxにも採用されていて、その性能には一定の評価があります。


Genkei Atom with Bondtech Mini and dc42 mini height IR sensor – Kenneth Kishita

動画協力: 株式会社エイニック・テック http://www.aynik-tech.jp/

dc42に申し込めばオリジナルを購入することが可能ですが、UKから日本への送料を含めると一点で£32.52(換算約¥4,500)と高い買い物になってしまうため、手持ちの残り分を数量限定で頒布します。お一人につき一点で先着順、コンタクト・フォームからタイトル「IR近接センサー」にて、お申し込みください。Ver.1.1 動作テスト済み、付帯パーツ(3Pヘッダーとレセプタクル、M2.5 RENYネジ×2)で¥2,500です。(送料込み、dc42へのドネーション¥1,000を含む。個別のサポート無し。)


GerbLook: http://gerblook.org/