台北から戻り、思いついてすぐに取り掛かった基板をようやく描き終えて試作版を外注しました。TIのステッピング・モーター・ドライバーDRV8825を5つ載せて、RAMPS 1.4とハード、ソフトともにコンパチブルな線を目指しています。

このシールドは何かと問題を起こしがちなステッピング・モーター・ドライバー・モジュールからの脱却を意図しています。確かな厚みで本物の金メッキが施されている一流メーカー製のレセプタクルとピン・プラグの組み合わせなら、0.1インチ・ピッチのコネクターの各極に2Aの電流を通すことができます。しかし、市場に氾濫している激安の中華RAMPSクローンやPololu製ステッピング・モーター・ドライバー・モジュールのコピーに使われる製品にそんな性能を求めるのは無理で、悪くすると接触不良で動作しないというようなトラブルを招きます。

そこでRAMPSに直接ステッピング・モーター・ドライバーICを搭載してしまうことを思いついたのですが、何とこのありがちな設計のものが見当たらないのですねー! ならば作ってみようというわけです。RAMPS 1.4と同サイズ(102×69mm)で両面基板・片面実装という制約を課したため、当初の目論みだったマイクロ・ステッピングのソフト設定は見送りになったものの、デジタル・ポットによる電流設定は実現できる見込み。

表面のX・Y・Zのモーター出力は各2ポートずつ拡張して、リセッタブル・ヒューズの代わりに自動車用ミニ・ブレード・ヒューズを採用しました。裏面にはマイクロ・ステッピング設定用のジャンパーを設けたほか、Arduino DUEとの組み合わせを視野に入れて、切り替えが簡単に行えるようにパターンを引いてあります。オプションでサーボ駆動用のDCDCコンバーターも搭載可能と、ちょっと欲張ってみました。ちなみに試作基版の銅箔の厚みは2oz(約0.07mm)です。