カナダのSublime(Brad)が開発した3DプリンターTantillusは、先のIndiegogoのキャンペーンで目標額3万ドルの1/3しか集まらなかったものの、参加者に対して申し込んだパーツを発送するなど、きちんとした対応がなされているようです。動作するプロトタイプを所有されている、千葉県にご在住のLem Fugitt氏に現物を見せてもらう機会がありました。

Tantillusの筐体には分割されたプラスチック・パーツを組み合わせるものと、アクリル板を組み合わせた側壁をプラスチックのコーナー・パーツで固定するものの二つのバージョンがあり、Lem氏のTantillusは後者のタイプ(冒頭に掲示した写真のモデル)です。コンパクトにまとめるためにX・Y軸端のリミット・スイッチが省略されているので、プリント開始にあたってヘッドをホーム・ポジションまで移動させるのにモーター・ギヤを手動で回すという儀式が求められます。

基本的にTantillusUltimakerと同じくX・Y軸のパラレル・リンク構造が特徴で、ハイテク素材で編まれた頑丈な釣り糸のペアをガイド軸の両端に巻き付ける形で軽量なヘッドを駆動します。ホットエンドには定評を得ているJ-Headが使われていて、実際にブリントされたパーツは細部まできっちりと出力できていました。しかし、出力可能なサイズが10cm立方というスペックではiPhoneのケースがプリント出来ないということで、Lem氏はもうワン・サイズ上のマシンが欲しくなっているとのこと。コンパクトさと静粛な動作が印象に残りました。

Thanks to: Mr. Lem Fugitt -
http://www.robots-dreams.com/
http://3d-printing-dreams.com/

おまけ: