
OKi/Metcal PS-900を購入。ステーション型のハンダごてを自前で持つのは始めて。写真イメージの上側がハンドピース(PS-HC3+チップカートリッジSFV-DRH20)で、下側がANTEX C型(15W、チップT106)。宣伝だと思われるのは嫌なので全体の写真は載せない。(笑)
ANTEX C型は公称径1ミリのチップを取り付けて表面実装用に使って来たもので、ANTEX製品の例に漏れずカタログ値から想像するよりもパワフルな熱量を持っている。しかし、時たも起きる頑固なハンダのブリッジを除くのにソルダー・ウイック*の出番になると、熱が逃げるのでさすがにより熱量があるこてと持ち替えざるを得ない。なので、そうした必要がないオール・ラウンドに対応できる製品の購入を考えた。
横着なのでツマミで温度設定する必要がないモデル、ということで予算を睨みつつ探し当てたのがWeller WTCPTとOKi/Metcal PS-900。どちらもキュリー温度(Wikipedia)を利用して温度制御を行っている。チップの温度はその材質で決まるため、さまざまな温度のバリエーションが用意されているという訳。
WTCPTのハンドピース(左写真イメージ)は42Wでステーションの中身はAC120V/24Vの降圧トランス、それに対してPS-900は470KHz/最大60Wの自動出力というスペック。堅牢さと定評ではWellerが勝るが、私の用途にはMetcalがマッチするかな?ということで人柱になってみました。シビアにAB比較をしてみたわけじゃないけど、PS-900は白光FX-951と良い勝負になるんじゃないかな。
PS-900は室温の状態で電源オンしてからハンダが溶ける状態になるまでざっと約10秒。ただ、ハンドピースの持ち手のデザインは断面が六角形のANTEXに叶いません。特に細身のC型は鉛筆のように感じられて使い勝手がとても良い。
Metcalのハンドピース(PS-HC3)の場合、リンクル模様が入った部分の一番細いところは暖かくなるので、実際にはやや太身のところを持つことになります。そうした辺りが熱応答の敏捷性とは裏腹に、シャープさに欠ける印象に繋がるのではないでしょうか。まあ、未だ使い慣れていないせいかも知れないですけどね。
蛇足ですけど、米国のFender製ビンテージ・アンプの保守なんかにはWTCPTがバッチリでしょうねー。もちろんハンダはKesterで。(笑)
*ソルダー・ウイック – ハンダ除去用の網線。

