プリント基板のおかげで配線の集積度を上げることができる。あっという間に100ヶ所やそこらの結線ができてしまう。それもこれもハンダ付けあってこそ。そして、今やホビーストはケミカルなフラックスの恩恵なくして、微細なピッチの表面実装部品(SMD)のハンダ付けを行うことが難しくなっている。試しに手作業の限界といわれる0201(JIS 0603)サイズ、0.6ミリ×0.3ミリのSMDのハンダ付けをしてみれば、きっとそれを実感できることだろう。

EtherPodでは0201(JIS 0603)サイズで0.5ミリ・ピッチの集合抵抗をいくつか使っていて、試作基板を組み上げるのにKester 2331-ZXというフラックス・ペンを多用している。これには溶けたハンダの表面張力を高める作用があり、ブリッジを起き難くする効果があるという。ちなみに使っているハンダは主にKester 331(Sn63Pb37、0.02インチ・0.51ミリ径)。2331-ZXともども環境無害の水溶性有機素材のフラックスが使われている。

この組み合わせはハンダ付け後に温水洗いして乾燥させるだけという簡便さがメリットだが、水の侵入に弱い半固定抵抗やスイッチの取り付けには別の無洗浄ハンダを使わなければならない。この煩わしさから逃れるにはcuriousinventor.comで洗浄の必要無しとして推奨する、弱活性化ロジン含有のKester 285とフラックス・ペンKester 186の組み合わせを使うのが良さそうである。

331にせよ、285にせよ、微細なピッチのSMDにマッチするハンダ径は最も細い0.015インチ・0.39ミリで、コテ先のビットもそれに見合った細さのものが求められる。

* 上記Kester製品はDigiKeyで購入できる。curiousinventor.comでは可燃物のフラックス・ペンを国外に販売しない可能性があるが、Kester 285の小分け品を購入できるだろう。送料も安い。